- 導入事例
セキュリティレベルの向上を実現
Wi-Fi通信サービス・機器開発・製造
株式会社ファイバーゲート 様
業種:通信サービス
規模:売上高 約40億円(連結・2018年6月期)
集合住宅などにWi-Fi機器を設置し通信環境を提供するレジデンスWi-Fi事業と、店舗や商業施設におけるWi-Fi環境を整備するフリーWi-Fi事業を展開する株式会社ファイバーゲート様。Wi-Fiの通信サービスだけでなく、ルーターの開発、製造から設置、サポートまでを一括して実施できるところが強みとなっています。訪日外国人専用Wi-Fiサービスやホテル向けWi-Fi導入サービス、クラウド型Wi-Fiサービスなども手掛けており、新時代に必要不可欠な事業に取り組んでいます。
- 課題
-
- 業務用パソコンにおける負荷軽減
- 未知の脅威への対策
- 管理サーバーのセキュリティ対策
- 導入効果
-
- 社内における
ITガバナンスの向上に貢献 - フルスキャンやディスクチェック、アップデートに伴う
煩わしさが解消された
- 社内における
- 導入背景
- 「私たちは、Wi-Fiに関連する通信サービスを提供する事業を展開しているので、集合住宅利用者の個人情報を扱うことが多々あります。当然、個人情報の保護といったセキュリティ面の強化には注視しており、2018年にISMS認証を取得するなど、一般企業としての水準は保っていました。その中で、ウイルスの攻撃対象として狙われやすい社内パソコンも対策しようと考えたのが、AppGuard導入のきっかけです」
- 選定のポイント
- ①アップデートやフルスキャンの必要がないこと
②管理サーバー構築不要
③ウイルスの不正動作をプロセス隔離技術で実行させない
④大手企業も利用している実績
株式会社ファイバーゲート
執行役員
営業推進本部 お客様サービス部長 志賀 悟史 氏
株式会社ファイバーゲート
システム本部 基幹システム課 課長 鈴木 健一郎 氏
- 約4ヶ月で270ライセンス導入完了
- 「これまで扱っていた社内パソコンのライセンス更新時期を迎え、業界で注目されているAppGuardの導入を決めました。2019年1月から実験的にスタート。まずは各部署の責任者のパソコン30台に導入しました。翌月より本格的に全社展開を開始。試行錯誤しながらもスピーディーに検証、展開できたと思います」
- 多彩なメリットが決め手に
- 「AppGuardを導入した決め手は、まず何と言ってもパソコンの動作が重くならないことです。これまでのセキュリティ対策では定義ファイルの更新などのアップデートが必要不可欠でした。ディスクチェックやフルスキャンは日常の業務に大きな負荷をかけます。ところがAppGuardはそのようなアップデートなどをそもそも必要としません。また、オンプレ管理サーバーを新たに構築する必要もなく、導入時の負荷が少なく安全を確保できます。セキュリティレベルに関しても大手各社が導入していることや、日々進化しているサイバー攻撃に対して米国政府機関で20年間以上破られていないという実績があります。未知の脅威に対しても、プロセス隔離技術で不正な動作を遮断するという新しいアプローチを魅力に感じました。導入する企業にとって多くのメリットがあるというのが、AppGuardを選んだ理由です」
- 導入後の効果と今後の課題
- 「AppGuard導入前、弊社の従業員は自由にソフトをインストールしていました。いわゆるガバナンスがあまり効いてない状態。しかし、AppGuard導入によって許可されてないソフトウェアのインストール対しての統制がかかるようになりました。この新しいポリシーにより、情報セキュリティガバナンスを社員も意識するようになったと思います。パソコンに対する負荷については、セキュリティソフトを入れていることを忘れてしまうほどの軽さ。煩わしさは圧倒的に軽減されていると実感しています。今後の課題としては、ログ検索の見にくさでしょうか。一覧ダウンロードができないので、ユーザビリティの向上は期待したいところです」
- 通信サービス提供企業として
- 現在、規格化が進められている次世代無線通信システム5Gなど、通信企業は大きな転換期を迎えています。インターネットが重要インフラとなった現在、Wi-Fiを求める人も多くなっています。私たちは自宅、店舗、野外などあらゆる場所にWi-Fi環境を作ることが主な業務。私たちは機器の製造から行っており、セキュリティに関しては常に最善策を講じていかなければなりません。従業員のリテラシー向上はもとより、あらゆる観点から高いセキュリティレベルを追求していきたいと思います」